「入れ歯」の手入れはどの様にするのですか?


・入れ歯の洗い方は?

1)はじめに流水(蛇口から流し続けている水)で歯ブラシなどを使って水洗いをしてください。このとき、頑固にこびりついている汚れはその部分だけ歯磨き粉をつけて洗ってください。(普段洗うときは、歯磨き粉は使わなくていいです) 部分入れ歯などは、バネ(クラスプ)の部分に汚れがたまりやすいので、小さい歯ブラシなどを使って洗うとよいでしょう。

2)次にお湯を用意してください。お湯の温度は70〜80度くらいがいいですが、72〜3度がよいです。このお湯の中に、入れ歯を約1分入れます。これで入れ歯についている「ばい菌」や「ぬめり」「臭い」をとります。このとき、入れ歯を80度以上のお湯に入れたり、2分以上お湯につけておいてはいけません。入れ歯が壊れる原因となります。


・入れ歯は寝るときどうするの?

 入れ歯は寝るときにはずして、水の中にいれて保管しましょう。(水の中に入れる前は必ず洗いましょう)乾燥しやすい季節では、空気中に出しておくとひび割れの原因となることがあるので気をつけましょう。
 また、入れ歯によっては口の中にいれたままにする特殊な入れ歯もあるので、「この入れ歯、寝るときどうするの?」と必ず歯医者さんに確認をとってください。

・よく薬局で売っている入れ歯洗浄剤はつかっていいの? 

 いいです。ただし一日に何度も使ったり、長い時間つけておいたりすると、入れ歯の色が薄くなってきたりします。ですから、上に書いた洗い方をしていれば、3〜5日おきに一度の洗浄剤で大丈夫です。

入れ歯となかよくつきあっていきましょう。