3歳児歯科健診で、幸いむし歯はありませんでしたが、
今後の予防のためにもフッ素は利用したほうが良いです
よ」といわれました。どんな方法があるのですか?


3歳までむし歯をつくらずに育てられたとのこと、良かったですね。
 ただし、これからはお子さんの食生活の幅も広がり、むし歯になる危険性もやや高くなりうる年齢にさしかかかったとも考えられます。
 今後もむし歯をつくらずにすむよう予防手段のひとつとして、フッ素(フッ化物)を利用することはとても良いことですね。
 フッ素による予防法の仕組みは、おおまかにいいますと歯の表面に薬物を作用させることにより、歯の表面の歯質をむし歯に犯されにくい構造に変化させようというものです。また、フッ化物の種類によっては、むし歯の原因菌に対して殺菌的な作用を持つものもあり、この場合は、二重の効果が期待できるといえるでしょう。
歯科医院と家庭でできることに分けて説明しましょう。
 まず、歯科医院で行う方法としては、「フッ化物歯面塗布法」があげられます。これは、歯科医師、歯科衛生士の専門家が行うもので、塗布する方法や薬剤の種類にも多少のバリエーションがあります。
 回数は、塗布法や、お子さんの年齢、お口の状態などによっても変わるのが実際ですが、年に数回塗布することが望ましい場合が多いと考えられます。詳しくは歯科医院で直接ご相談下さい。
次に、家庭で行える方法ですが、以下の3つの方法があります。

1)フッ素配合歯磨き剤
これは、毎日の歯磨きの時にフッ素人りの歯磨き剤を使用することです。フッ素配合かどうかは、薬用成分として、'フッ化ナトリウム配合“MFP(モノフルオロリン酸ナトリウム)配合"などの表示がありますので、それで判断できるかと思います。最近では、パッケージの目立つ部分にフッ素配合と記載されているものも増えてきています。

2)フッ素イオンスプレー
フッ素溶液を直接、歯に噴霧するスプレータイプのフッ素製剤です。歯磨きの後に、2〜3回噴霧し、30分ぐらいは、飲食、うがいなどをひかえるようにするのが効果を高めるポイントでしょう。
薬局などで、購入可能です。

3)フッ化物洗口法
フッ素溶液を口に含み、約1分間ブクブクした後に吐き出す方法です。これも、実施後30分程度、飲食、うがいをひかえることが大切です。
ただし、3歳以下の幼児の場合、うがいの後に吐き出すことが上手にできない場合がありますので、4〜5歳程度から保護者のつきそいのもとに行うほうが望ましいと思われます。
薬局で購入可能です。